キウイボックス

キャプテン・ムラサ
Unknown Sea Trip*より
アレンジ：玖（天狗ノ舞）

ああ　紫色した　君の心は
白昼夢のように　消えていくから

息を吸い込んで　そこに飛び込んで
腕を伸ばしても　届きそうにないよ
鏡映しでも　通じ合えるなら
何度迷っても　潜り続けるよ

そう　涙で滲んだ　君の傷痕
水溜りのように　広がっていく

名前を呼ぶから　歌が聴こえたら
腕を伸ばしてよ　まだ届かないんだ
心の深さが　分からないままじゃ
いくら走っても　辿り着けないよ

息は持つのかな　泳ぎ切れるかな
腕を伸ばしたら　もう届きそうだ
鏡映しでも　解り合えるから
幼い二人の　迷走デイドリーム

フタリシズカ
今昔幻想郷　～ Flower Land×少女綺想曲　～ Dream Battle
フタリシズカより

あの日花に恋をした
陽が差す丘の上で
君の声が聞こえたから
夢中で駆け出した

あの日君が恋をした
陽が差す丘の上に
いつか花が咲いたなら
二人の世界が染まる

春の陽を浴びて目覚めた
君が見ている色と世界
朝靄で霞んだ視界
幸せかい？ねえ

「傍に居るそれだけでなにもかも色づくの」
そう言って微笑んでいたんだ！

あの日花に恋をした
陽が差す丘の上で
二人静かにこの景色
眺めていられたら

冬の風花びら散らす
明かりはもう見つからない
足元も見えやしない
怖くはない？ねえ

「花のない明日にはどんな朝日が昇るの」
と悲しく笑っていたんだ！

あの日風が攫っていった
リボンと空の椅子
失くしてから思い出す
指切りした言葉

「いつか花が散ったときあの場所に種を蒔いて」
そうやって約束したんだ！

あの日花に恋をした
陽が差す丘の上で
君の声が聞こえたから
夢中で駆け出した

君の夢と種を蒔こう
陽が差す丘の上に
いつか花が咲いたなら
二人の世界が染まる

アルモヅ
狂気の瞳　～ Invisible Full Moon×キャプテン・ムラサ
フタリシズカより

赤い絵の具を塗りたくった
ビー玉みっつ掬い上げて

割に合わないよ手に入れた以上の
大切なものが零れて
もう間に合わないよこの指をすり抜け
濁る青い海に沈んだ

青い世界で逆上がり
光差すほうへ手を伸ばす

青息吐息で吐き出した言葉は
すぐに泡になって弾ける
あとはひとりきり水面を見上げる
映る赤い月も泣いていた

光差すほうへ手を伸ばす
ビー玉ひとつ掬い上げたら

割に合わないよ手放した以上の
大切なものを掴んで
もう間に合わないよこの手から溢れて
光る青い海に沈んだ

青息吐息で吐き出した言葉は
すぐに音になって伝わる
あとはふたりきり水面を見下ろす
映る赤い月も笑っていた